要約: このチュートリアルでは、TypeScript 数値データ型について学びます。
TypeScript のすべての数値は、浮動小数点値またはBigInt 型です。浮動小数点数は number
型、BigInt 型は bigint
型になります。
数値型
浮動小数点値を保持する変数を宣言する方法を以下に示します。
let price: number;
Code language: JavaScript (javascript)
または、price
変数を数値に初期化することもできます。
let price = 9.95;
Code language: JavaScript (javascript)
JavaScript と同様に、TypeScript は 10 進数、16 進数、2 進数、8 進数のリテラルをサポートします。
10 進数
いくつかの 10 進数を以下に示します。
let counter: number = 0;
let x: number = 100,
y: number = 200;
Code language: JavaScript (javascript)
2 進数
2 進数は、ゼロと小文字または大文字の「B」で始まるプレフィックスを使用します。例: 0b
または 0B
。
let bin = 0b100;
let anotherBin: number = 0B010;
Code language: JavaScript (javascript)
0b
または 0B
の後の桁は 0
または 1
である必要があります。
8 進数
(ES2015 以降) 8 進数はゼロと文字 o
(0o
) で始まるプレフィックスを使用します。0o
の後の桁は 0
~ 7
の範囲の数です。
let octal: number = 0o10;
Code language: JavaScript (javascript)
16 進数
16 進数はゼロと小文字または大文字の X
(0x
または 0X
) で始まるプレフィックスを使用します。0x
の後の桁は (0123456789ABCDEF
) の範囲内である必要があります。例:
let hexadecimal: number = 0XA;
Code language: JavaScript (javascript)
JavaScript には非プリミティブのボックス化オブジェクトを表す Number
型(大文字の「N」) があります。TypeScript では、この Number
型はできるだけ使用しないでください。
BigInt 型
BigInt 型 は、253 – 1 より大きい整数を表します。BigInt リテラルは、次のようないずれかの整数リテラルの末尾に n
文字を追加します。
let big: bigint = 9007199254740991n;
Code language: JavaScript (javascript)
要約
- TypeScript のすべての数値は、数値型となる浮動小数点値か、
bigint
型となるBigInt 型です。 - 可能な限り
Number
型の使用は避けてください。
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